こんな所にも道があるのかな、と思うほど狭い路地の中に位置するハルモニククス（おばあさんのうどん）。現在は娘が受け継いでいる。職員は３６年以上の腕前を誇るコックを筆頭に、大半が１０年以上で、３年目がまだ新参だ。

  最初はうどんだけで店を展開したが、普通のうどんではダメと思ったハルモニが直接開発したお豆腐のククスが同店のご自慢のメニューになった。麺には木綿豆腐を入れていて、心地よい歯ごたえとツルツルした食感が楽しめる。

  長い間営業し、４０～５０年前からの常連客は約８人となった。その８人も歳月が流れるとともにまた減っていると残念そうにするが、その常連からは今でもハルモニが決めた当時の代金しか受け取らないそうだ。

  ハルモニククスでは思う存分おかわりを頼もう。麺とご飯はいくらでもおかわりできる。

  これだけは我慢

  初めて訪ねる人は、見つかりにくい路地に位置するため、店を知っている人に案内してもらうか、電話をかけるなどして事前に確認してから行くのがよい。また、食卓がつながり間隔が狭いため、ほかのお客さんと合席しなければならない場合もある。

  ＢＥＳＴ　ＭＥＮＵ

  ハルモニククスだけのメニュー「豆腐ククス」が３０００ウォン（約３６０円）。

  営業時間

  午前６時３０分～午後１０時（旧正月・中秋の当日だけ休業）。

  位置

  地下鉄第２号線・乙支路（ウルチロ）入口駅を出て、外換（ウェファン）銀行裏門付近の民俗村通り

  問い合わせ

  ０２－７７８－２７０５